5年間もほぼ毎日焙煎していると、ポジティブに言えば安定、ネガティヴに言えばマンネリ化してきています。
コーヒー豆の焙煎も、やっぱり好みの味に寄ってしまうというか、似たような焙煎が多くなってしまう。
それはお店の個性にもなるとも言えるのですが、毎日同じ焙煎していると、何かきっかけがあると新しいチャレンジをしてみたくなります。
昨年、深煎り(フレンチロースト)の商品をレギュラー商品にした時もそうですし、2023年4月に中深煎りのコーヒー豆をレギュラー商品化した時も、お客様からきっかけを頂きました。
本当にありがたいです。
まるたけ堂珈琲のコーヒーは飛び抜けた個性よりも安定した美味しさを求める傾向があります。
スペシャリティコーヒー豆を使っているんだけど、賞をとるような華やかな香りや味というより、派手ではないけど毎日継続して飲めるおいしさ。
店主の嗜好だけでなく、コーヒー豆を洗ってから焙煎しているプロセスも味の出方に影響があると思います。
そんな中でもこだわりのプロセスは変えずに、新しい味を少しずつ増やしていきたい。そんな風に考えています。