身体にやさしいヨガブログ

ヨガ教室くつろぎ庵が考える、食糧難の兆しを感じた話

2023.05.13

 

農薬を使っていない、自然栽培のお米が食べたくて、そんなときに知り合った若い袋井の農家さんからお米を買うことができました。

 

まずは20㎏買ってお店のスタッフと分けました。

 

その、農家さんから聞いたお話。

 

色々なものの値段が上がっていますが、どうやら化学肥料の値段も爆上がりするとのこと。なんと、60%も上がるそうです

 

簡単に計算したら1,000円の肥料が1,600円になるということ。

 

そのために、来年は作付けしない品種や農家さんが出てくるのではないか、という事でした。

 

理由は、肥料が高すぎて利益が出ないから。

 

野菜は単価が安い。

 

恰好が悪くて小ぶりな無農薬の野菜より、きれいで大ぶりの化学肥料や農薬が使われた野菜がスーパーでは売れますし、安さがウリの野菜もあります。

 

しかし来年度からはそういった野菜も値上がり、もしくは数がぐっと少なくなるでしょう。

 

もともと自然栽培をしていた農家さんからすると、影響は少ないのかもしれません。

 

だったら、みんな自然栽培にしたらいいんじゃない?と思うかもしれませんが化学肥料を大量に使っていた土地を無農薬に切り替えることは大変なことだと言います。

 

以前読んだ新聞記事「菌ちゃんげんきっこ」という出汁粉のターサイ畑のお話です。

 

2か所の畑の比較が載っていました。

 

1か所は前に使っていた農家が年に数回はトラクターで耕し、草一本ない土。

 

無農薬・無化学肥料の有機野菜を育てたら生育は悪いし、虫害もひどい。それでも3年間、地力増進作物を育ててはすきこみ、堆肥も投入して土づくり。

 

もう一か所は草ぼうぼうの耕作放棄地。

 

3年経った結果は・・・

 

草一本ない土の方の畑の野菜は相変わらずの虫くいだらけ。

 

元草ぼうぼうの耕作放棄地は虫食いなく、えぐみのない野菜が取れるそうです。

 

この方は結局、虫食いだらけの方の畑は借りるのをやめたそうです。

 

生態系のバランスがいかに大事かということを感じる記事でした。

 

人間の身体も同じです。

 

サプリメントで特定のミネラルを取り続けるとバランスを壊してしまいます。

 

食事からミネラルをまず取る、ということが基本です。

 

我が家の庭の一角をハーブガーデンにしているのですが、そこに野菜を植えようかな?と考えています。

 

まず土づくりからですね。

 

話は戻りますが、先日購入した自然栽培のお米。

 

普段はお米を研ぐことにめんどくさい、という想いがうっすらとありました。

 

その日も同じ気持ちでちゃちゃっと済ませようとお鍋に手を入れたら「あれ?」と違いを感じました。手を入れていたい・・・とぎ汁がなんだか気持ちい感じがしたんです。

 

不思議な発見でした。

 

もちろん味も最高。

 

なんにもつけなくてそのまま食べたい、お米のうまみと甘味を感じるお米でした。