身体にやさしい珈琲ブログ

遠鉄百貨店コラボコーヒーと、コーヒー豆の賞味期限と、有機栽培コーヒー豆のこだわり/まるたけ堂珈琲(浜松市)

2025.07.19

 

7/20-21に遠鉄百貨店で開催のイベント「サンチノ」に出店します。

 

7/20-21 サンチノ出店のお知らせ/まるたけ堂珈琲(浜松市)

 

 

今年も遠鉄百貨店さんとまるたけ堂珈琲のコラボでおつくりした2種類のコーヒーをお持ちします。

 

「スウィーツブレンドコーヒー」「お惣菜ブレンドコーヒー」という名前で遠鉄百貨店本館地下1階でドリップパックコーヒーで販売しているコーヒーです。

 

普段はドリップパックコーヒーでの販売のみですが「コーヒー豆でも欲しい」という要望や実際に飲んでみたいという声にお応えして、サンチノ限定でコーヒーのテイクアウトとコーヒー豆の販売も行います。

 

この2つのコーヒーは、3年半ほど前の2022年に当時の遠鉄百貨店デパ地下のバイヤーさん達とつくりあげた、オリジナルブレンドのコーヒーです。

 

 

 

 

当初はごちスクと呼ばれていたデパ地下のパンコーナーで、「朝食にパンと一緒にコーヒーを楽しんで欲しい」というコンセプトで販売したいと検討が始まり、お惣菜パンや甘いものと一緒に飲み比べて、試飲を重ねて、

 

■甘いパンと一緒に深煎りスウィーツブレンドコーヒー

■お惣菜系のパンと相性抜群のお惣菜ブレンドコーヒー

 

とキャラクターの違った2種類のオリジナルのブレンドコーヒーが完成しました。

 

まるたけ堂珈琲が選んだコーヒー豆ですので全て無農薬栽培のコーヒー豆なのですが、無農薬栽培のエビデンスがとれる様に、オーガニック認証を取得したコーヒー豆を100%使用しています。

 

コーヒー豆の賞味期限と、まるたけ堂珈琲がスーパーでコーヒー豆を販売しない理由

 

まるたけ堂珈琲は、販売するコーヒー豆の鮮度と焙煎してからの日数を管理したいため、普段はコーヒー豆の販売は自店舗とネットショップ以外ではしていません。

 

コーヒー豆は腐らない食品です。半年とか1年にしても飲むことはできるので賞味期限としては長くとることができます。

 

一方で食品ですので、味わいは焙煎後から時間がたつにつれて変わっていきます。

 

どんなに良い生豆を選んでも、どんなに上手に焙煎しても、どんな高価な焙煎機を使っても、半年も置かれたコーヒー豆は酸化した嫌な味わいが口の中に広がります。

 

 

 

コーヒー豆を焙煎してパッキングして納品して店頭に並んでお客様の手元届くまで、どうしても時間がかかってしまいます。

 

ですので、大規模なお店様では鮮度管理に自信がなくて、今までお断りさせていただいていました。

 

(遠鉄さんとコラボコーヒーをつくった時も、デパ地下でコーヒー豆の販売を提案いただいたのですが、断念させていただきました。)

 

 

一方で遠鉄さんの様にイベント出店の機会をいただいたり、ふるさと納税の返礼品にお声かけいただいたり(ひっそりとやってます)と、自店舗以外でのコーヒー豆の販売の機会を増やし始めています。

 

お客様に買っていただいた時の味をいかに担保できるか?との兼ね合いがありますが、少しずつ販売方法も多様化できればいいなぁと試行錯誤中です。

 

生豆の袋に穴が開いている理由

 

まるたけ堂珈琲は農薬を使わずに育ったコーヒー豆を選んでいますが、農薬不使用栽培というエビデンスを求められると、産地の農家さん、そこから輸入している商社、仕入れ先との信頼関係で担保されている部分も多いのは事実です。

 

 

元々、農薬不使用のコーヒーは数も種類も少なかったのですが、近年は市場ニーズの増加によって、数も種類も増えてきていることや、中には「コーヒーの木は農薬不使用ですが、混植している果樹には一部使用」など、現地の細かい情報も入ってくる様になってきています。

 

一方で、これらの情報は信頼関係に担保されているが多く、現在の日本で農薬を使わないで育った証明をする認証は、有機JASオーガニック認証のみになります。
(有機JASも農薬使用の例外規定はありますが)

 

有機JAS認証も万能ではなく、栽培の管理に特化した規定ですので、おいしいかどうかは担保されていません。ですのでおいしい認証品を探すというのもお店の手腕によって差が出ます。

 

 

 

また、輸入時に抜き取り検査があるのも他の農作物と同様です。写真は輸入時のどこかのタイミングで抜き取り検査をされたコーヒー豆の生豆の袋の様子。
インナーバックにいくつもの穴が開いていて、抜き取り検査の治具を刺された跡が見えます。

 

 

 

以前の投稿でも書きましたが、有機JAS認証品でも抜き取り検査で虫が見つかれば、燻蒸という薬剤噴霧が行われます。燻蒸をした場合は、有機JAS認証は剥奪され(使用禁止薬剤を使うため)、燻蒸を拒否した場合は、本国に送還されます。

 

遠鉄百貨店さんとのコラボコーヒーは、農薬や化学肥料不使用のコーヒー豆を100%使用しています。

 

このコーヒー豆の無農薬栽培のエビデンスは有機JAS認証になります。安心して飲んでいただけるコーヒーになります。

 

気になる方はぜひお試しくださいね。