身体にやさしい珈琲ブログ

有機JAS認証を取得しているコーヒー豆は入港時の検疫で燻蒸を免れる?

2023.12.23

 

私たちのコーヒー豆は、コーヒー豆専門の輸入業者さんが現地で生豆(焙煎する前のコーヒー豆)を輸入してくれたものを焙煎しています。

 

このコーヒー生豆ですが、業者さんから

 

「有機JAS認証品は輸入時の検疫で燻蒸を免れます。理由は認証で許可されていない薬剤を散布するため」

 

と説明を受けていました。

 

 

 

 

輸入時の検疫での燻蒸とは、海外から害虫を侵入させないために強力に薬剤を散布する事で、農作物の認証とは関係ないのにと疑問に思っていましたが、そんなものかなと思って、これまでの投稿にもブログにも書いていましたが、この認識は少し間違いでしたので訂正させて頂きます。

 

燻蒸を免れるのではなく、虫が見つかった際に燻蒸するかどうかを確認してもらえるだけのようです。

 

コーヒー生豆を含む農作物は、検疫の際に虫が見つかったらそのままでは国内に輸入できません。

どうするのか?

 

・燻蒸すれば、有機認証は外れますが輸入できます。

・燻蒸しなければ輸入できません。(現地に送り返すことになります)

 

この2択になります。

僕たちが仕入れる予定だったコーヒー豆でも実際にあった事例で、そのコーヒー豆は有機認証品だったんだけど虫の混入が抜き取りで見つかって、結局燻蒸しない選択をしたために国内に入れずに輸入元へ送り返されちゃいました。

 

僕たちの取り扱っているコーヒー豆は半分以上は有機認証品です。

有機認証品を選んでいる理由としては、栽培に関しても勿論なのですが、燻蒸を避けたいという理由もウエイトを占めていたりします。

 

(味に関してははっきり言って、有機認証だからと言って美味しいわけではありません。むしろそうではないものの方が多いです。当店では有機認証品の中から、味にもこだわった数少ないものを厳選して取り扱っています)

 

ですのでこの時は入荷がなくて困った気持ちと共に燻蒸されなくてホッとしたというのが本音です。

 

トレーサビリティが言われる様になって久しいですが、燻蒸の事を気にしているコーヒー屋さんは少ないです。

(焙煎されるコーヒー豆の99%以上は輸入後に現れずに焙煎されているにも関わらず!)

 

でも、大事な事だと思いますので、これからもこんな事例があれば、紹介していきたいと思います。

 

 

 

※2023年12月6日のInstagramの投稿を加筆修正しています。

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