自然栽培で育ったコーヒー
柔らかな酸味と飲みやすいコクが楽しめるコーヒー豆です。
ドリップしてホットコーヒーも美味しいし、水出しでじっくりと抽出するとまろやかで飲みやすいアイスコーヒーが楽しめます。
酸味も苦味も穏やかで飲みやすいコーヒーです。
まるたけ堂珈琲の自然栽培で育ったコーヒーで使用しているコーヒー豆は、アフリカ中央部の国ウガンダで栽培されています。農薬や化学肥料を使わず、自然の循環によって育てられたコーヒー豆を選んでいます。
自然の循環によって育てられたコーヒー豆とはどのような栽培方法でしょうか。
具体的には、コーヒーの木は直射日光に弱いため、木陰を作るためにコーヒー畑に共存(共生)するバナナやカカオを植えています。
そのバナナの葉やカカオの葉などの枯葉、コーヒーの実を乾燥させたものを土に返すことで土壌を豊かにすること、肥料や害虫駆除に薬品を一切使わないなど、出来る限り自然のサイクルに近い方法でコーヒーを育てる栽培方法で、私たちは自然栽培と呼んでいます。
※自然栽培については下記を参照ください。
コーヒー豆の品種についてもこだわっています。
「自然栽培で育ったコーヒー」はコーヒーの数ある品種の中でもアラビカ種の中で原種に近いティピカ種のみを使用します。
ティピカ種はジャマイカのブルーマウンテンコーヒーやハワイ島のコナコーヒーと同じ品種で、非常に味の良いコーヒーですが、病害虫に弱い事や一本の木から採れるコーヒー豆が少ない事から生産量が減ってきている貴重なコーヒーです。
これだけ大事に育ててきた貴重なティピカ種ですので、丁寧に焙煎しないと罰が当たります。
まるたけ堂珈琲では、自然栽培で育ったコーヒーも、焙煎前に丁寧にコーヒー生豆を洗ってから焙煎しています。
綺麗な状態になるだけではなく、洗ってから焙煎したコーヒーはすっきりとした後味が楽しめます。
【自然栽培で育ったコーヒー】
焙煎度 :中煎り
生産国 :ウガンダ共和国
地 域 :ブギシュ地方 エルゴン・マウンテン
生産者 :ZIGOTI COFFEE WORKS LTD.
農 園 :UNITED ORGANIC COFFEE
標 高 :1,800 – 2,000m
品 種 :ティピカ(アラビカ種)
格 付 :AA(最高等級)
生産処理:ウォッシュト
栽 培 :自然栽培(栽培期間中農薬化学肥料不使用)
生豆認証:JASオーガニック認証、フェアトレード認証
オンラインショップからもご注文頂ける様になりましたので、よろしくお願いします。
自然栽培についてのおすすめの本「自然農・栽培の手引き -いのちの営み、田畑の営み-」
私たちが自然栽培と呼ぶ農法の教科書としている本をご紹介します。
もう10年以上前になりますが、長野県にある自然栽培の畑と隣接した宿に泊まった際に求めた本です。
自然栽培といっても色々流派というかやり方があって、農薬や化学肥料を使わないのはもちろんですが、全く畑を耕さない(不耕起栽培)、畑は耕すけど以降は自然に任せる、草刈りまでする、自然のサイクルでできた肥料は与えるなど、結構幅広い感じです。
まるたけ堂珈琲のコーヒー豆は自然栽培の中でも自然のサイクルで得た肥料を施肥しています。
コーヒーの木は直射日光に弱いので、周りにバナナやカカオを植えて混植して、バナナの葉や皮を堆肥にして大地に戻しています。
農薬や化学肥料は使いません。ゆっくりと大地に力を蓄えて、その恵みを少しいただいています。
僕たちも実際に1から畑を耕して育ててみた事がありますが、そこで感じたのはやっぱり土壌の重要性。
どんなに素晴らしい栽培方法でも土がしっかりしていなければ育たない。
元々肥沃な大地の場合はいいけれど、そうでない所はじっくりと土壌改良が必要でそれには時間と労力がかかります。
実際に自分で農作物を栽培してみると、その重要性と大変さがよくわかります。
そこを省いて化学肥料をたくさん使えば、その時はいいかもしれないけど、土壌は良くならず(むしろ弱くなる?)目先の利益は得られるけど、将来的には大変になっていく。
どの仕事でも同じ事だと思いますが、土づくり、土台つくりが本当に大切だと自然と野菜作りに教えてもらいました。
今は時間がとれなくて畑はやれていないけど、過去の経験から自然栽培で大切に育ててくれた野菜や農作物、もちろんコーヒーも含め、作ってくれる方々に感謝して有り難く頂いています。
農家の皆さま、本当にありがとうございます。
写真は庭先でもいいので自然栽培を始めてみたいなぁという方にオススメの一冊です。
よければ参考にされてください。
自然農・栽培の手引き -いのちの営み、田畑の営み-
※Amazonなどで販売しています。
※当店では販売していません。
まるたけ堂珈琲のコーヒー豆へのこだわり
まるたけ堂珈琲で取り扱っているコーヒー豆は、栽培期間中、農薬・化学肥料不使用で育ったもののみを選んでいます。
オーガニック、フェアトレード、自然栽培、無化学肥料、品質の徹底した指定農園など、人と環境にやさしく、味と安全が両立した生豆のみをセレクトしています。
コーヒー豆は生産地での精製・梱包、現地から日本までの輸送の工程で塵や汚れ、燻蒸などの影響を受ける場合があります。
大手企業から個人店までほぼ全てのコーヒー豆焙煎工程では、コーヒー豆の焙煎は現地から届いた状態で焙煎を行いますが、当店では独自の工程として、
焙煎前に生豆を丁寧に洗い、生豆についた汚れや塵、燻蒸の影響をなくし、雑味の元となる薄皮を落としてから焙煎しています。