身体にやさしい珈琲ブログ

浅煎りのコーヒーと生焼けのコーヒー豆/まるたけ堂珈琲・浜松市

2025.09.20

 

 

人間の舌は口にいれる食べ物や飲み物の温度によって味の感じ方が変わってきます。

アイスコーヒーは冷たいが故に後味の良し悪しがよくわかるのですが、浅煎りだと洗ってから焙煎したスッキリとした綺麗な後味がより際立って感じられます。

 

 

 

 

 

洗ってから焙煎したコーヒー豆は、水分含油量が多いため苦みが出やすい焙煎方法です。

そのため、深煎りしかできないという意見もある様ですが、しっかりと条件を出せば、浅煎りでも生焼けになることなく焙煎できます。

 

「コーヒー豆の生焼け」については、近年SNSを中心に語られることが増えてきたワードの一つです。

 

浅煎りのコーヒーで気持ち悪くなる味が出る場合、それは豆由来の場合と焙煎がよくない場合はありますが、後者は生焼けのコーヒー豆の可能性があります。

 

店主が10年近く前に某コーヒー店で飲んだ浅煎りのアイスコーヒーは、衝撃的に後味が悪く、それ以降敬遠しがちな焙煎度でした。

 

浅煎りのコーヒーは、味がストレートに出るため、中煎りや深煎りより焙煎の腕が試される焼き加減です。

 

 

 

まるたけ堂珈琲の珈琲豆は洗ってから焙煎します。

 

洗うことで水分含有量が多くなって、火が通りにくいと思われていますが、逆にしっかりと水分を抜かないと嫌な味が出るため、じっくりと火を入れる条件にしているためか、むしろ生焼けの味わいが出ないプロファイルになっています。

 

逆に短時間焙煎だったり、熱風式の焙煎機だったりすると熱量が足りなくて、火がちゃんと通っていない焙煎になる場合もあるようです。

 

ちゃんと焙煎した浅煎りは柑橘類を思わせる様な酸味など綺麗な酸が楽しめます。

 

店主の様に飲まず嫌いならずに、美味しい浅煎りが飲めるコーヒー店さんを探されてみてくださいね。