まるたけ堂珈琲のご飯茶碗は、浜松の磁器染付作家 上田理都先生に作って頂きました。
この茶碗、麻の葉の文様で四角と三角が染め付けされています。
これは江戸時代の禅僧 仙厓義梵による禅語の「まる・さんかく・しかく」を、古来より魔除けとして用いられてきた麻の葉の文様で表現しています。
「まる・さんかく・しかく」を簡単に説明するのは難しいのですが、
・まるは、悟りや真理、仏性などを円形で象徴的に表現したもの
・さんかくは、坐禅中の姿勢を表し、とらわれのない心で仏と自己が一体になっている姿
・しかくは、枠に囲まれとらわれた心を表す
と言われています。
まる・さんかく・しかくは、出光美術館の朝夕菴 茶室に展示されているとのことです。
写真には「しかく」と「さんかく」は見えますが、「まる」は見当たりません。
悟りを開くのは難しいですが、ゆっくりとお食事をしながら「まる」の文様を探してみてください。
意外な所に発見があるかも知れませんよ。